こんにちは、世田谷区で税理士をしている井戸川です。
そろそろ租税教室の季節がやってきましたね。
どこの地域も同じかどうかはわかりませんが、
私たちの地域では6月~7月にかけて租税教室が多く開催されます。
2月~3月にかけても割と多くありますが、
なにぶん繁忙期でもあるので、
初夏に開催してくれる学校さんは大変ありがたいです。
私の担当も既に3校決まっており、今から楽しみにしています。
調べると、昨年度は8校で講師を務めていました。
(小学校5校、中学校1校、高校2校)
今年度は何校担当することになるでしょうか・・・
さて、ようやく本題ですが、
租税教室では主に、
①なぜ税金を集めるのか?
②どうやって税金を集めるのか?
について学びます。
グループワークで話し合いや発表をしてもらうのですが、
身近に感じてもらうのはなかなか難しい・・・
そして、単発の授業であるため仕方のないことですが、
租税教室での学びが今後どのように活かされるのかは課題だと感じます。
そんな中、世田谷区ではタイトルのような取り組みが始まることを知り、
授業での学びを社会で実践する良い機会なのではないかと感じました。
せたがや子どもファンファンディングとは、
世田谷区がふるさと納税などで集めた『世田谷子ども基金』の補助先を決めるに際し、
①子どもが主体的に事業を行う団体に対して、
②子どもが審査員となり補助先を決定する。
という、子どもの社会参画を促す取り組みです。
税金の使い道を決めるという経験は大人でもなかなかできないことですし、
自分たちが税金を使って地域に良いことをするということも良い体験になるのではないかと思います。
収支報告は大人のサポートが入りますが、
どんなに小さな金額でも領収証をちゃんともらうといった責任も実感できるでしょう。
子どもファンファンディングは今年度から初めての取り組みということで、
どこまで子どもたちに浸透していくかわかりませんが、
ぜひ世田谷区の事業として継続してもらいたいですね。