新年あけましておめでとうございます。
世田谷区で税理士をしている井戸川です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年はさまざまなチャレンジをし、そして多くの出会いがあった一年でした。大きな出来事としては、3月に社会福祉士国家試験に合格し、4月から児童相談所一時保護所でアルバイトをさせていただいたこと、そして、TACさんが受託している職業訓練事業において簿記の講師をさせていただいたことなどがあります。やや本業とは離れますが、非営利法人の顧問先を通じて数字でしか確認できなかった支援が必要な人たちへの関りについて、現場の視点からも確認できたことは非常に重要な経験となりました。
一時保護所でのアルバイトは本年3月までで契約満了となりますが、職業訓練校での簿記講師はタイミングが合えばまたさせていただきたいなと考えています。また、簿記については引き続き児童養護施設や自立援助ホームの入所者、ひとり親家庭や身体障害をお持ちの方がたに対して家庭教師的なこともしていきたいと思っています。ご興味があればぜひお問い合わせください。
さて、ようやくタイトルの回収ですが、昨年末にSNSで「こんな本があるよ」と流れてきたので購入して読んでみました。
SOW原作『剣と魔法の税金対策』
ストーリーはなかなかに突拍子もなく、魔王のもとにたどり着いた勇者に対して、魔王が「世界の半分をくれてやろう」と勇者に提案し、勇者がそれを受けるというシーンからスタートします。そして、その事実に対して「贈与税がかかります」と税を司る天使が徴税しようとするというストーリーです。いわゆるラノベなのでこんな設定ではありますが、税について面白く書かれているので全く税と接点がない方でも税に関心を持つきっかけとして良いのかなと感じました。
職業病かもしれませんがドラマなどをみながら「あっこれ税法上〇〇だな。」と考えるのは税理士あるあるでしょうか。それでも文章にするのは非常に大変です。なので税の知識+文筆の才能をお持ちの著者さんを尊敬いたします。
税と小説で思い出しましたが、もう少し税寄りの読み物として次のような書籍もあります。もし、より税の世界を見てみたいという方はぜひご覧ください。
木山泰嗣著『小説で読む租税法』
別に誰の回し者でもありませんが・・・(笑)
そんな感じで、改めて本年もよろしくお願いいたします。